【TOP TIMES 2025 NO.30】英検は受験で必須アイテムに。

小学生から大人まで、日本で一番聞き馴染みがある資格と言えるのが、「英検」だと思います。

 


実はこの英検、大学入試での優遇・加点から、普段の英語学習効率の爆上げまで、受験生にとって利用価値がめちゃくちゃ大きい資格なんです。

 

英検の実用的メリットと、受験勉強にどう活かすのかを“受験指導の目線”でまとめてみます。

大学入試では、圧倒的メリット。

大学入試では、英検を取得していると「本番得点に +10〜20点換算」や「英語の得点を満点扱い」、「総合型・推薦入試で評価UP」など、恩恵が得られる入試が一般的になっています。

 

公益財団法人英語検定協会のデータによると、2025年7月で、入試に英検利用をしている大学は517校もあります。

 

具体例の一部を紹介します!

【国立】筑波大学:英検2級レベルで推薦入試の試験免除あり

【私立】明治大学:英検2級以上で個別試験での換算あり

【私立】法政大学:英検準1級以上で個別試験での換算あり

【私立】早稲田大学:英検2級以上で試験の加点あり

などなど

 

さらに、出願条件として英検◯級以上が必要などもあったりと、英検は持っていた方がいいというより、持ってなきゃまずいぐらいの状況だとご理解ください。

 

最近では、英検利用入試がメジャーになったこともあり、英語では差がつきにくい時代にもなってきています。。。

 

高校受験でも役立つ英検

高校受験でも、英検を持っていることは、確実に優位になります。

 

これは地域によってかなり差があるのですが、

 

埼玉県なら、公立高校で調査書の加点対象になったり、私立高校でもお約束の基準が下がったりします。

 

特にすごいのは、大阪府です。

府立の入試では、当日の英語のテスト得点と比較し、高い方を採用する制度があります。

 

その保証は、こんな感じ。

英検準1級合格者 → 満点(90点/90点満点換算)保証。

英検2級合格者 → 80%程度(90点満点換算で約72点)保証。

 

これにより、大阪府では、「英検2級以上取得=かなり有利」という受験戦略が成立していて、上位校・難関校を狙うなら“英検2級以上持ち”が当たり前の状況にもなっています。

 

地域によって重要度は異なりますが、高校受験でも英検は重要視されている傾向にあるわけです。

 

中学生の英検活用勉強法

入試におけるメリットを書いてきましたが、英検を受験が有利になる単なる道具だとは思わないでいただきたいです。あくまで、英語の基礎力を上げるための教材であることを忘れてはいけません。

 

英検3級〜準2級までは、中学卒業レベル・高校基礎までの単語・英文法がすべて入っているため高校受験勉強の土台づくりに最適なのです。

 

(中1・2)定期テスト → (中3)受験英語

より、

(中1・2)定期テスト → (中1・2)英検 →(中3)受験英語

と段階を踏むことで、学習効果が階段式に積み上がります。

 

中3になると、検定の勉強より定期テストやその他の受験勉強で忙しくなるため、英検は中2が終わるまでに取得しておきたいものです(3年になってから受験の加点のために検定勉強するのはお勧めはしません)。

 

よって、難易度は高いですが、準2級を合格を目指すのが受験の加点においてもベストです。

 

 

EIMEI-TOPの授業では、2年生のうちに3年生の英文法を終え、中2の段階で準2級を目指せるカリキュラムを組んでいるので、ぜひ頑張ってください。

 

英検は受験で必須アイテムに。

特典が多くて、勉強にもなって、大学入試でも使える。これだけメリットが揃っている資格は他にありませんね。

 

英語が苦手な子には
文法の基礎と読む力が同時に身につきますし、

 
得意な子には
入試を有利に進めるアイテムを手に入れられます。

 

ぜひ英検の重要性を意識して、中3生は高校生になってから、中1・2は今のうちに、英検に挑戦してみてください。

 

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!