慶應義塾大学の附属校は5校。
高校紹介シリーズ。
今回は「慶應義塾志木高等学校」です。
早稲田大学と共に日本の私立大学の頂点に君臨する慶應義塾大学の附属校です。福沢諭吉が創設した大学としても有名で、慶應の名を知らない人はいないと思います。
慶應義塾大学の附属校は
①慶應義塾湘南藤沢(神奈川・藤沢市)
②慶應義塾(神奈川・横浜市)
③慶應義塾志木(埼玉・志木市)
④慶應義塾女子(東京)
⑤慶應義塾ニューヨーク学院(アメリカ)
の5校です。
湘南藤沢とニューヨーク学院は共学で、その他は男女別学です。湘南藤沢は高校受験を行っていない中高一貫校で、その他は高校受験のみとなっています。
大学も日本のトップであるが故に、その附属校も日本屈指の難関校です。
今回は、そんな慶應義塾大学や慶応義塾志木高校の特徴についてまとめていきます。
慶應義塾志木高等学校の基本情報
アクセス | 東武東上線 志木駅から徒歩3分。東武東上線 鶴瀬駅から 乗り換え不要で 20分ほど。 | |
特徴 | 創設から引き継がれる「独立自尊」の精神を根幹とした、制服ありの男子校。慶應大学への進学率は99%になっており、高大の一貫教育が軸になっている。他大学を受ける際は慶應大学の推薦はもらえない | |
入試形態 | 推薦入試(募集定員:約40名) | 一般入試(募集定員:約120名) |
日程 | 書類選考1/6、面接1/23 →発表1月24日 | 筆記試験2/6、面接2/11 →発表2月12日 |
試験科目 | 1次試験:書類審査(1次合格者のみ2次へ) 2次試験:面接(集団30分1回、個人15分3回) ※内申9 科 38以上で出願可能 | 1次試験:英語・国語・数学(各 100 点) 2次試験:面接(1次合格者のみ) |
注釈 | 一般入試のボーダーは約6割。各科目レベルの高い問題が用意され、他の附属校を凌ぐ相当な鍛錬が必要不可欠。慶應義塾や早稲田本庄、開成などを同時に受験しているケースが多く、毎年200名ほど補欠合格者がでるが、補欠100番以内であれば、チャンスはある。 |
東上線沿線上にあり駅近。これ以上ないアクセスの良さも大きな魅力。
校舎も綺麗で広く、去年創立75年を記念して、新しい施設も建設されました。
他の附属校同様、大学と連携したプロジェクトも活発に行われています。
しかし、慶應の附属校は“慶應生”であることに強いプライドを持っています。現・総理大臣の石破茂も慶應出身であり、慶應卒の有名人や会社の創業者を、数え出したらキリがありません。
日本屈指の伝統校であり、明治時代から続く長い歴史があります。そこにネームバリューやプライドがあるのは当然のことですね。
教育目標には「塾生としての誇りを持たせること」とあり、慶應志木に進学した子の99%が慶應大学に進学することからも“慶應生”であることを大事にしていることは明らかです。
慶應ブランドに憧れる人にはとてもおススメです。
さて、そんな慶應志木の入試方法は推薦入試と一般入試の2つです。
推薦入試では、内申点をクリアできれば出願することができ、募集要項には必ずしもスポーツや芸術で特異な成績を残している必要はないと明記されています。
しかし、中学校生活でどんなことを頑張ったか、高校生活でどんなことを頑張りたいか、なぜ慶應志木に入りたいのかをより具体的に明確に齟齬なく、書類や面接でアピールするのは、3科目の勉強より大変なことかもしれません(あと、なんだかんだ一芸ないと厳しいとは思います)。また面接は、集団1回・個人3回とおそらく日本で一番厳しい面接試験です。
一般入試は、国数英の試験になりますが、その難易度はどの教科も異次元です。受験生になってから目指すのは相当いばらの道になります。
非受験生の時から附属校狙いで、それに向けての勉強をしていくことが必要です。
燃えなくていい。日々淡々と。
先週のSSでは、慶應志木に合格した生徒を直接指導した健吾先生が、TOP生に大事なことを伝えてくれましたね。
やる気に頼って、目的に向けって焦って勉強していると、人は燃え尽きてしまいます。
いわゆる「燃え尽き症候群」というやつです。
でも、高校に入っても、社会人になっても、勉強は続きます。
やる気に頼って、期日に追われて焦ってやる必要はりません。
日々淡々と、計画的に、淡々と目の前のやるべきことをやるのみです。