【TOP TIMES 2024 NO.39】北辰テスト100点の勉強法

埼玉県の3年生は、2学期になると、毎月のように北辰テストという模試を受けることになります。この北辰テストの結果は、高校を決定していくうえで、非常に重要なものになっています。

そんな、北辰テストで100点の偉業を達成した生徒がいます!

その生徒にインタビューを行いましたので、勉強法や試験の時のポイントなどぜひ参考にしてください。

数学100点達成。Y君にインタビュー!! by ASK

Q.北辰や入試問題の過去問など、実践テストを解くときに意識していることは?!

 1.「どの解き方が一番早いか」 2.「今の知識で使えるものはないか」を常に考えていることです。

(勿論 0.「考えるのをやめてはいけない」も大事にしています。)

  数学の入試問題は、解法が1つとは限りません。複数の方法がある中で、どの解き方が一番速いかを考えるのは、応用問題を解く際の重要な心がけです。

また、応用問題とは、実は基本事項の組み合わせなのです。自分が持っている基本知識の中で、どれが使えそうか?と考えることも、応用問題を解くためには欠かせません。

つまり、応用問題を解くためには基礎事項が完璧であることが絶対条件なのです。

基礎が完璧であるとは、見た瞬間に手が動くレベルということです。

Q.数学の勉強のコツや、自分なりの工夫はありますか?!

0.できるだけ午前中にやる。朝のほうが頭が冴えているから。

1.テストを行って弱点を見つけて補強する。

2.解説を読んだらその解法を何も見ずに再現する。一週間経っても忘れなくなる。

3.工夫も一つ。計算問題をやりまくって自分なりのやり方を模索し、そこで間違えないこと。文字式の足し算引き算ならアンダーラインを引く。かけ算割り算なら時間はかかるけど文字と数字を分けて考える。

数学の勉強法として、「ただマルバツをつけるだけ」はもちろん論外です。「解説を読んで理解する」までは皆さん、結構やっていると思います。

 

大事なのはその後で、いわゆる「解き直し」です。

解き直しの目的は、もう一度同じ問題が出たときに解けるようにすることですよね。

 

そこで重要なのは、その問題に使われている解法パターンを習得することにあります。

これがちゃんと意識できているからこそ、ただの「解き直し」ではなく「何も見ずに解法を再現する」という言葉が出てくるんでしょうね!

 

そして、途中式の丁寧さもミスをしないために重要です。誰が見てもわかる途中計算を心がけましょう。

Y君の途中式。これぐらい丁寧に書きましょう!

 

理科100点達成。K君とR君にインタビュー!! byよこちん

Q.北辰や入試問題の過去問など、実践テストを解くときに意識していることは?!

R君「1問にこだわらないこと!時間がかかりそうな問題や正答率が低そうな問題は後回しにして、全体を通して取れる問題を先に解く。余った時間で、心に余裕を持った状態を作ってから、難しい問題に挑むようにしてる。夏に1・2年の内容を総復習する機会(大勉強大会)があったのでそれをきっかけに、理解し切れてない問題とか、忘れてる問題は何回も解き直した。」

 

K君「実践テスト中にやることは、R君と同じ!理科や社会は、範囲が広いし、3年生になると北辰は定期テストとも被って、前の単元を復習してる余裕はない。だから、定期テストごとにその範囲を完璧にしておく!定期テストを乗り越えるための短期記憶じゃなくて、受験まで覚えてるような長期記憶に、その都度することが大事!」

 

解ける問題から先に解くのは、理科に限らず、どの教科にも言えることです。前半の難しい問題に手を焼いて、後半の簡単な問題を落とすのは、よくありがちなミスなので気をつけましょう。

 

そして、3年生になって理社に苦しむ子はめちゃくちゃ多いです。それは結局、1・2年生の定期テストでやった内容を覚えてないことが原因の1つです。

 

入試の理社は、7割が1・2年生の内容ですからね!(時期によって変わりますが、北辰テストでは8割以上にもなります。)

 

定期テストでやった内容は、そのまま入試の範囲になるのですから、本気で定期テスト勉強で理解して、さらにそこから忘れないように継続的に勉強するのが大事です。

 

 

Q.数学の勉強のコツや、自分なりの工夫はありますか?!

R君「理科に限らず、テキストを一通り解いて、わからなかった問題をもう1回解く。当たり前だけど。それを徹底的にやる!」

 

K君「学校のワークも塾のテキストでも問題を解いてから、教科書を徹底的に読む。それで、理解してからまたテキストに戻って、バツがついた問題をもう1回解く!1周目はほとんどバツになるけど、そこからどんなところが問題になってるのかとかを意識して、教科書を読むようになるから、自分的には効率がいい!」

2人が話してくれた内容に、珍しい、特殊な勉強法はありませんでした。

特別、難しい問題を解き漁ってるとかでもありません。

 

でも、出会った問題は時に何度でも解き直して、完璧にする。

間違えた問題は、出来るようにする、理解することを徹底することが重要です。

 

極めるとは

漫画【鬼滅の刃】の22巻の話と話の間に、作者のヒトコトみたいな箇所があります。

その一説にすべての物事を言い得てるものがあるので紹介します。

 

テストで、そこそこの点数を取れる子たちは、得た知識を使いこなせるようにはなっているのでしょう。

それで、周りの人からは「すごい」と言われて、勉強できる人だと思われてる人も多いと思います。

 

 

ですが、そんな子たちでも、100点は簡単には取れません。

 

誰よりも早く強く、常に最大限の力で出せるように練り上げることが、極めるということ。

ぜひ勉強を極めてください。そして、「やばい」と言われる次元に行ける人が1人でも多くいたらこれ以上嬉しいことはないです。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!