【TOP TIMES 2025 NO.12】やる気が出ない…それは5月病かも。

中学生が知っておきたい“心の疲れ”との向き合い方

ゴールデンウイークという大型連休が明け、新学年・新学期にも慣れ始めた今日この頃。

 

こんな悩みはありませんか。

・朝なかなか起きられない

・学校に行くのが少し憂うつ

・勉強や部活にやる気が出ない

・なんとなくイライラしたり、元気が出なかったりする

この時期、こういう気分になる人も少なくないかもしれません。そしてそれは、いわゆる「5月病」かもしれません。

 

「5月病」って何?

5月病という正式な病名があるわけではありません。

 

春の新しい環境に慣れようと頑張った心と体が、ゴールデンウィーク明けあたりに疲れてしまい、やる気が出なかったり、気分が落ち込んだりする状態のことを指します。

 

4月は、新しいクラス、新しい友人、新しい先生など、変化が多く緊張しやすい時期です。その緊張の糸が5月に入って少しゆるむことで、心に「疲れ」が出やすくなるのです。

 

こうした気分の変化や疲れは、誰にでも起こり得ることです。

 
「自分だけがサボっているのでは?」

「なまけているのでは?」と考えすぎる必要はありません。むしろ、それだけ真剣に毎日を頑張ってきた証です。

 

まずは、「少し疲れているだけだ」と認めて、自分にやさしくすることが大切だと思います。

 

5月病とうまく付き合うための4つのポイント

① 無理に頑張ろうとしない

やる気が出ない時に「頑張らなくちゃ」と無理に気合いを入れても、かえって疲れがたまることがあります。そんな時は、「少し休んでもいい」と自分に許可を出すのがいいと思います。

たとえば勉強も、「今日は1ページだけやってみよう」と目標を小さく設定することで、自然とやる気が戻ってくることもありますね。

 

② 生活リズムを整える

睡眠や食事の時間が乱れてしまうと、心や体の調子も崩れがちになります。まずは「夜更かしを控え、同じ時間に起きる」ことを意識してみましょう。

朝食をしっかりとることも、エネルギーを補うためにとても大切です。体調が整ってくると、気持ちも少しずつ前向きになってきます。

 

③ 小さな「楽しみ」をつくる

毎日を乗り越えるためには、「ちょっとした楽しみ」や「ごほうび」を作るのがおすすめです。

 

たとえば…

  • 好きな音楽を聴く
  • お気に入りのお菓子を食べる
  • 推しの動画を見る
  • 勉強が終わったらゲームを30分だけする

 

このように、日々の中に小さなご褒美があるだけで、1日が少し明るく感じられるようになります。 

 

④ 誰かに話してみる

気持ちがもやもやしているときは、話すことがいちばんの解決法になる場合があります。
友だち、先生、家族、信頼できる人に「ちょっとしんどい」と伝えるだけでも、心が軽くなることがあります。

 

話すのが難しい場合は、ノートに気持ちを書いたり、スマホのメモアプリを使ったりするのも良い方法です。
とにかく、「一人で抱え込まないこと」が大切です。

 

最後に

5月病は、真面目に頑張ってきた人にこそ起こりやすいとも言われています。今、少し元気が出ないのは、あなたが毎日しっかりと向き合ってきた証拠です。

 

この時期を無理せずに乗り越えることができれば、また前に進めるようになりますからね。焦らず、自分のペースで大丈夫です。

 

中間テストも近いですから、目の前のことはしっかり取り組めるように頑張っていきましょう。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!