6/13。SSの授業の最後に、明成個別 三芳藤久保校舎のそうご先生から話をしてもらいました。

そうご先生から語られたのは、自分自身の高校受験の話。
公立高校に不合格になった話。
話の文字起こしをしましたので、改めてご覧ください。
不合格体験記
自分は、私立 淑徳高校というところに通ってました。
人工芝のグラウンドがあったり、地下に体育館があったり、職員室の前の廊下はガラス黒板といい、壁が全面ホワイトボードで、先生に質問しに行くとその場でプチ授業してくれるみたいな場所があったりと、めっちゃいい学校です。
ただ、その淑徳高校に第一志望でいったわけではありません。
そうです、俺は第一志望の公立高校を不合格になりました。俺の第一志望は和光国際。
俺は和国を不合格になりました。
俺の不合格体験記をみんなに聞いてほしいと思います。
まず、自分はみんなと同じEIMEI生でした。
そして、中3の時は3Eという一番上のクラスに所属してました。一番上のクラスにいたんだけど、正直、中学生の時の俺はあんまり勉強が得意とは言えなかった。定期テストも400点いくかいかないかくらいだった。
周りのみんなについていくために、必死でした。
そして、部活を引退する前の時期、俺も負けず嫌いでそんな人たちと一緒に勉強していたから、かなり頑張ってたんだよね。100%の力を勉強に注いでました。
で、そこから部活引退して、決意会って受験生になるイベントがあって、夏期講習があって、どんどん受験本気モードになっていくにあたって、今までの100%の頑張りじゃ足りないくらい200%、300%くらい自分の限界を超えて本気で勉強していきました。
受験期後半のほうは、お風呂入ってる途中で寝ちゃうとかほぼ毎日だった。
年末年始もテレビとか見ないで勉強していました。
なんでそんなに頑張ってたと思う?
当然、和国に、志望校に、本気で行きたかったからね。
でも公立入試の結果は、最初に話した通り、思い通りの形にはならなかった。
で、実際落ちたってなった時どういう感情になったと思う??
いままで必死でやってきて、
だけど、周りの友達にも負けてばかりで、悔しい思いもずっとしてきたのに、
掲示板に自分の番号はない、受験は不合格。
人生で一番努力した結果が実らなかった瞬間。
俺は何を思ってたと思う?
それは、そんなに悔しくないというか、その結果を割と素直に受け入れられたんだよね。負けず嫌いのおれが。
いま振り返ってその理由を考えてみると、やり切ったからじゃないかなって思うだよね 。
もしEIMEIに通ってなかったら、100%の努力をできたかすらわからない。
もし自分1人だったら、定期テストですら逃げ出しちゃうくらい弱い人間。
でも、EIMEIの先生たちにやる気を出させてもらって、周りの友達にも負けないように勉強できて、絶対自分1人じゃ頑張れないところまで頑張れた。
だから、こんだけやってダメならしょうがないかって思えたんだよね。
だから、第二志望だった淑徳で頑張ろって思えたし、実際めちゃくちゃ楽しい高校生活送れた。
さらにその先、先大人になった時、おれは塾の先生以外にもやりたいことあって、それを頑張ってたんだけど、そこではちゃんと結果出せたんだよね。
もしこれが高校受験の時、言い訳できる状態で不合格になってたらって思うとぞっとする。
だって、もしもっと早くから勉強しておけば~とか、もうちょっと全力でやっておけば~って、後悔があったらその先ずっと後悔すると思わない?
高校生になったり、その先でなにか問題があった時に、その後悔を毎回思い出すんだよ。
絶対に君たちにはそんな風にはなってほしくない。
ここから今日君らに伝えたいことは、2つ。
1つは、和国とか、川南とか、所沢とか、偏差値60前後の高校を目指している子は多いと思う。けど、並みの努力で受かる学校ではないということ、受験を舐めてはいけないよ。
もう1つは、いま言い訳できちゃう期間だよね。
部活めっちゃ大変だろうし、学総前しんどい時期だからこそ、
勉強も、全力でやりなさい。
課題出来なかったからとか、疲れてるからとか、で、日々のやるべき勉強、やるべき授業に手を抜かないように。
まあ大丈夫だと思うんだけどね、SSで頑張ってる君たちならね。
部活が大変で忙しいこの時期だからこそ。
期末後、受験後に言い訳できないくらいやり切ってほしいなと思います。
どうすれば合格できたか
そうご先生の話を聞いて、危機感というか、受験のリアルを感じてくれた子がたくさんいたと思う。
そうご先生は、「不合格だったから、その経験を糧に、その先で頑張れた、結果を出せた」と言っていたけれど。
決して「不合格で良かった」なんて思ってない。
当然、合格できたほうがいいに決まってる。
自分と同じ思いをしなくて済むように、、、そう願ってそうご先生は話をしてくれたんだ。
じゃあ、どうすればよかったか。
僕が思うに、「もっと人を頼る」ことが必要だったのではないだろうか。
受験勉強は登山によく例えられる。
”山頂”という志望校に向けて、登っていく。
その道は、決して一つじゃない。
時間がかかる道、楽に進める道、険しい道がある。
自分は正しい方向に進んでいるつもりで、頑張っていたとしても、その方向が違う可能性だってある。進む道が自分に合ってないことだってある。
だから、そういう道があってるかを受験生は逐一確認してほしいんだ。
なかなかそれを自分で判断するのは難しいと思う、だから塾の先生にためらわず相談してほしい。
特に、必死にやってる時ほど、今この勉強が何に繋がっているかを見失いがち。
受験は1人で戦ってるわけじゃない。困った時は、いつでも力になるからね。