【TOP TIMES 2025 NO.20】ゆで卵になろう。

傷つくことに“慣れていない”という弱さ

いきなりセンセーショナルなトピックですが、、、

 

ここで言う「傷つく」というのは、

人間関係の衝突、努力が報われない経験、悔しさや劣等感といった

心が揺さぶられる経験のことです。

 

もちろん暴力的なものや、人格を否定されるような理不尽な痛みは除きます。それは“傷”ではなく“害”ですからね。

 

 

今の世の中は、この”傷”と”害”の区別をしないで、

誰かが傷つかないように、誰も失敗しないようにする風潮があります。

 


定期テストが廃止される学校があったり、徒競走で順位をつけないようになったり、小・中学生の不登校人数も全国的に増加傾向です。

 

そんな世の中で、悔しさも、挑戦も、成長も奪われてしまっているように思うのです。

 

自分のペースでやればいい、といえば聞こえはいいですが。そういう世界に慣れてしまうと、人はちょっとしたことで深く落ち込んでしまったり、精神的に不安定になってしまうように思います。

 

傷つく経験=心の筋トレ

スポーツと同じで、心にも“筋力”が必要です。

 
そしてその筋力は、負荷がかかる経験を乗り越えてこそ育ちます。

 

・テストで思うようにいかなかった
・部活で思い通りに評価されなかった
・友達とぶつかって関係がこじれた

 

どれもつらいことだけれど、そこで悩み、もがき、自分なりに乗り越えた経験こそが、「心のしなやかさ」や「自己肯定感」につながるのだと思います。

 

そんな経験があるから、「どうして?」「次はどうする?」と自分の頭で考える力が育ちます。そして、「やり返す」でも「逃げる」でもない、「乗り越える」という選択肢が生まれるのです。

 

嫌な思いをする時もあるでしょうし、悔しくて涙を流すこともあるでしょう。

でも、それでいいんです。

 

生卵からゆで卵へ

卵は、全く火が通ってないと、割れたとたんに中身がドロっと流れ出ますよね。

 

火を通すことで、ゆで卵になり形を保つことが出来ます。

 

 

 

心も同じです。


ちょっとした“火(=ストレスや困難)”にさらされることで、
芯のある人間に固まっていくのだと思います。

 

たくさん挑戦し、たくさん失敗して、挫折して、そしてその先にある喜びや快感を味わえる人間になりましょう。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!