変化する大学入試
君らが1・2年後に経験する高校入試は、いろいろな側面から様々な影響を大きく受けて変化し続けています。
その1つの要因として挙げられるのが
【大学入試】です。
高校入試は、大学入試の変化の影響を受けて変化しています。近年大きく注目されているのが
①私立大学の定員厳格と②センター試験廃止&共通テスト導入です。
①…文部科学省からの指示により、首都圏の有名私立大学は一般合格者数を大きく絞り込み、大学入試は厳しい状況が続いています。県立中堅高(和国・川南など)からでもMARCHに現役合格することは難しくない、県立トップ校(御三家・川高川女など)であれば早稲田・慶應に受かるというのは一昔前の話となってしまいました。県立のトップ校でさえ早慶に受かっていくのは厳しい戦いです。
②…2021年の大学入試の制度改革により、「記憶力重視」のセンター試験から覚えた知識を活用する「多様性重視」の共通テストに変わりました。当初は記述問題を導入する予定でしたが、一旦なくなりました。国公立の大学入試の先行きが見えない状況です。
この先行きが見えないこの状況で、難関私立大の附属中・高の人気になっているのは当然の流れと言えます。
新しい入試形式《総合型選抜》
がりがり勉強して本番の筆記の試験を受けるいわゆる《一般入試》ですが、
近年は一般入試より《推薦入試》での合格者数が増えています。
中でも、総合型選抜(旧AO入試、以下総合型)が注目されています。
総合型は、いわゆる筆記での試験ではなく、高校時代でどんなことをして大学でどんなことを学びたいかを面談や書類で問われる入試形態です。
MARCH以上の大学を狙うなら“活動報告書”が大事で、部活動や課外活動、ボランティア、資格の取得などから合否を判定されます。
みんなが想像するような勉強して突破する受験ではないので、総合型で受験しようとした時そこまで、配慮した指導をしてくれる高校は少ないのが現状です。
大学受験全体で指定校推薦・公募推薦・総合型を合わせた合格者が50%を超えています。
つまり、「大学に行く意味は何か」「大学で学びたいものは何か」がはっきりしている学生を大学側も求めており、自分の意志がはっきりしている人が必要とされている世の中だということです。
受験は情報戦へ
これは高校受験にも言えることですが、
受験において“情報”というのは本当に大事な武器のひとつです。
行きたい志望校に行けなかったときに「それは知らなかった」では済まされません。
だから、君たちは情報の価値をわかっていないといけません。TOP-TIMESでは、いろんな情報を発信してきます。
これは自分には関係ないなどと思わずに、どんなことでも我が事としてとらえられると、君らの世界は大きく広がることをお約束します。