成績のいい人がやっている特別なこと
成績がいい人・勉強ができる人は傍から見ると、すごい才能があるとか、特別なことをしているように見えるかもしれません。
しかし本人たちは、特別な勉強をしているわけではありません、難しい問題をたくさん解いているわけでもありません。
学校の授業を受け、教科書を読み、教科書の問題を解き、ワークを解く、、、そんないたって“普通”の勉強をしています。
ただ、そんな普通の勉強の徹底度が、成績のいい子ほどすごいんです。
ちゃんと理解するという《質》、繰り返してやるという《量》
この二つをとんでもないレベルでやっているから、結果を出せるのです。
「ちゃんとやっているけど成績が上がらない」と言いたい人もいるかもしれませんね。
でも、人間は、楽をしたい生き物です。手を抜いているつもりはなくても、あやふやな知識でもなんとなくわかった気になってしまったり、もっと反復しないと覚えられないのに手を抜いてしまったりしてしまうから結果が出せない子も出てきます。
逆に言えば、特別な才能なんてなくても、そんな当たり前のこと、ごく普通の勉強をとにかく徹底するだけで、公立の中学校レベルであれば簡単に上位に行けるのが勉強という世界なのです。
今日のテーマは、ごく普通のことをとにかく徹底的にやる【凡事徹底】についてです。
仕事で結果を出す人も凡事徹底
イエローハットという会社を知っていますかね。車の備品などを売っている会社です。
イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんは、「掃除」というまさに凡事を徹底したことで会社を成長させてきました。
鍵山さんは創業当初から、自ら一人で掃除をはじめたそうです。普通なら、社長が指示して社員に掃除をさせますが、彼は社員が全く協力してくれないときから一人で掃除をつづけました。
その結果、それまで縁のなかった女性客なども来店されるようになったり、取引先が勝手に増えてきたりなど、様々なきっかけを引き寄せ、会社が成長していったと言います。
鍵山さんは、
凡事を徹底することで、非凡になるとも言っています。
ただし、そのためには、凡事を毎日同じように繰り返すのではなく、日々工夫しながら効果や効率を向上させていくことが大切だとも言っています。
たとえば、トレイ掃除をするにしても、毎日同じ時間を使って、同じようにやっていては向上がありません。より少ない時間でよりキレイにするにはどうすればいいかを考えながら凡事を繰り返すことで、その道のプロフェッショナル、つまり非凡な才能といえるものになっていくのでしょう。
学問に王道なし
掃除の例がわかりやすかったので、鍵山さんの話をしましたが、鍵山さんに限らずその分野で成功している人は、凡事徹底が大事だという人はとても多いです。
仕事は、想像以上に単純で、地道な努力の積み重ねです。
地味ですし、退屈さを感じることさえあるかもしれません。それでも、地道な努力をすることでしか成功はできません。
楽をしたいという思いから「やればすぐに成果のつながる!」「すぐに儲かる!」みたいなものに興味を惹かれてしまうかもしれませんが、そんなものに本質的な成功は決してありません。瞬間的には、効果が出たりすることはあっても、すぐにうまくいかなくなることでしょう。(簡単に稼げるというのは99%詐欺ですからね。)
勉強も同じ。凡事を徹底することが結果を出すために必要です。
“学問に王道なし”
これは、学問を習得するのに楽な方法というものはなく地道な努力しなければならないという
古代ギリシャから伝わることわざです。この言葉が何千年も語り継がれていることに意味があります。
特別なこと・難しいことをやる必要はありません。
今日も、誰にでもできる地道な努力を積み重ねましょう。