【TOP TIMES 2024 NO.16】明治学院東村山高校

明治学院大学の附属校は2校。

高校紹介シリーズ。

今回は「明治学院東村山高等学校」です。

関東圏の私立大学群、早慶やMARCHのワンランク下、日東駒専のワンランク上に位置する

「成成明学獨國武」の明治学院大学(以下明学)の附属校です。

MARCHの明治大学とは全くの別大学ですので、注意しましょう。

明治学院大の附属校は

①明治学院高等学校(東京・港区)

②明治学院東村山高等学校(埼玉・東村山市)の2校です。

近年、「成成明学獨國武」の大学は人気を集めているため、その大学の附属校にも注目が集まっています。明学や明治学院東村山高校の特徴についてまとめていきます。

明治学院東村山高校の校舎様子

明治学院東村山高等学校の基本情報

アクセス武蔵野線 新小平駅から徒歩25分。東武東上線 鶴瀬駅からの乗り換え1回で約1時間。
特徴約50%が明治学院大学へ進学。成績上位30%以上の生徒は明学への推薦を持ちながら他大受験も可能。
毎日礼拝があるなどキリスト系、制服ありの共学。元気な子が多い印象の学校。
入試形態推薦入試 (募集定員 約50名)一般入試(募集定員:70名)
日程1月22日 →発表1月22日2月11日 →発表2月12日
試験科目書類審査&作文&面接  


※内申9 科38または5科22 が出願資格 (検定や学校生活の取り組みで加点もあり)
英語・国語・数学(各 100 点)
+内申点45点  

※ 併願優遇あり。9科40でほぼ合格確実。 併願優遇なしでの受験はかなりリスク高い。
注釈推薦入試で不合格だった場合、そのまま一般入試を受けることが出来、さらに加点があるため、第一志望にしている生徒の合格率は100%になっている。女子の志願者が減少傾向にある。

 東武東上線からのアクセスは悪い方である。川越回りだと乗り換えが多く、朝霞台回りだと最寄りから30分ほど歩くことになります。校舎は広く綺麗であり、附属校という利点を生かし、大学進学や高校卒業後のキャリアを見据えた指導に重きが置かれている様子です。

明学自体が文系の大学なので、理系の生徒は学校の1割ほど。キリスト教に基づく人格形成を理念に掲げており、礼拝や聖書の授業も。また、グローバル社会に対応するため留学やホームステイをはじめとした海外プログラムがとても充実しています。進路の決定している高3生は希望する海外の大学で2週間留学できるなど、一部の生徒しか留学やホームステイはできないという状況を作らないように尽力しているため、海外体験したい人にはオススメな高校です。

なお、明学に進む子は半分ぐらいで、その他の子は他の大学を志望して進学し、上位20%ほどがMARCHへ、上位5%ほどが早慶に行くイメージ。高校としても明学に進むことを後押しはしていなく、進学校としての1面もある様子。

  入試のシステムについては、埼玉県のお約束がある私立高校と同様だと思って大丈夫です。第1志望の場合、内申点の基準を満たしていれば、合格がほぼ確実となる(書類選考は第一志望のみで、併願は不可)ため、そのまま明学に進学できる。

また、公立高校や他の私立の滑り止めとしても有用な高校となっている。一般入試でも、併願優遇があるため内申点が非常に重要になる。

一方、都内にある明学の附属校・明治学院高等学校は、倍率も高く、上記にあるような併願優遇などは存在しない。推薦入試の内申点の基準はよりシビアに、一般入試はレベルが高い。

 

そういう意味でも、明治学院大学に進学したければ、明治学院東村山はなんとも“お得”な高校である。

 

附属校の種類もいろいろ

一概に附属校と言っても、入試形態も難易度も全然違う。

 

公立入試しか興味がない人は、あまり気にしなくてもいいかもしれませんが、知っておいて損になることはない。

 

いろんな選択肢の中で、どんな入試形態が自分に合っているか、高校のその先はどうしていきたいかを、考えながら自分の行きたい高校を見つけて欲しいと思います。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!