【TOP TIMES 2024 NO.29】高校受験で一番落ちる偏差値帯

“上”を目指すということ。

食べ物も、洋服も、何でも。

欲しいものが、欲しい時に、容易に手に入るのが今の日本です。

必死に仕事しなければ、もしくはがつがつ勉強していなければ、生きていくのも苦しい時代ではありません。

大人になっても、それなりのことをやっていれば、自分1人の生活を満たすことは実はそれほど難しいことではないのです。

(あ、贅沢したり、家族を養ったり、子どもを塾に通わせたりするのは大変です。親はめちゃくちゃすごいことをしているのもお忘れなく。)

「モチベーション革命」という本があります。この本の中で、出世をしたいとかお金持ちになりたいとか、“上”を目指したいと思う若者が減っているということが語られていました。

これは、勉強でも同じです。

「学年トップ10を目指したい」「偏差値70の高校にいきたい」と思ってガツガツ勉強できる子は世間一般的には少数で、多くの子は「勉強なんかそこそこでいい」「今の力で入れる高校に入れればいい」と思っています。

 

 

でも、これを読んでいるあなたはきっと、学年順位も上位を取りたいと思ってるでしょう。高校も、自分で選んだ行きたい高校に行きたいと思っているはずです。

 

だからこそ、テストの点数で本気で喜んだり悔しがったり出来ることや君たちが持っている “上”を目指そうとする意志や姿勢。これ自体が尊く、素晴らしいことなのです。

どうか、その心の火種を、大事に、燃やし続けてください。

高校受験で一番落ちる偏差値帯

偏差値62~68。つまり、上は川高・川女からはじまり、所北・川南・和国・所沢・浦和西などです。ここらへんを志望校にする子が一番受験では落ちやすいです。

 

 

なぜなら、まず倍率が高い、人気校であるからです。偏差値50~58の高校より志望する生徒が多いわけですから、数字的にも見て、落ちる人が多いことはわかりますね。

 

 

しかし、それ以上に、大事なものがあります。

それは「覚悟」です。

 

 

学校の授業受けていて、わからなくなることも基本的にはない、あったとしても自分で解決できる力はあって、学校の成績もそこそこ良い。

 

そう、これを読んでいる君の事です。

 

そして、高校受験に関しても「(最低でも)偏差値60以上の高校にはいきたいな~」って思っているはずです。

 

ちょっと勉強できる子が、とりあえず志望校にするのが、この偏差値帯です。それ自体は悪いことではありません。

 

 

しかし、ちょっと勉強できるからと、受験を舐めている人がいるのも、この偏差値帯なのです。

 

 

とある日のSS講座。7時15分開始ですが、1・2分遅れて入室してくる子がいました。一方で、10分前には入室して、テキストを見て準備している子がいました。はたまた、授業中ウトウトしていたり、ぼーっとしたりする子もいました。一方で、メモをいっぱいとって1つでも多く知識を得ようと、前のめりな子もいました。

 

この差は一体何なのでしょう。

完全に意識の差ですね。

 

ちょっとした遅刻やちょっとした忘れ物、“受験を舐めている”子は、授業だけでなく、生活すべてに出ています。

 

 

しかし、そこそこ勉強ができるがゆえに、周りの大人から怒られることも、注意されることもないでしょう。

注意されないから、自分でも気づいてないかもしれませんね。

 

 

  

そうやって、大した覚悟もなく、ずるずる数カ月過ごした人が、覚悟をもって何カ月も勉強した人に負けていきます。

これが現実です。受験は、思っている以上にシビアで、厳しい世界です。

 

いま行きたいと思っている高校を目指すなら、“本気”で、“覚悟”をもって勉強しない人は、普通に落ちます。なので、今の時期は、そういう意識が低い子と差をつけるチャンスでもありますね。

 

普通じゃダメ

偏差値というのは、平均との差を表した数字です。

偏差値60で上位15%ほど、偏差値70で上位3%程度であることを示します。

 

学年順位でイメージすればわかりやすいと思いますが、それだけの上位に位置するためには普通のことをやっていてもダメなのです。

 

 

君たちのレベルを1・2段階ひきあげるために、SS講座があります。普通の子たちより勉強量も増えるでしょうし、普通の子たちより難しい問題に苦しむこともあるでしょう。

 

 

でも、それでいいのです。

だって、君たちは、普通じゃない。選ばれし特別な存在なのですから。

 

 

ここから、一緒に高みを目指しましょう。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!