【TOP TIMES 2024 NO.30】後悔しない進路選び

 高1~高3までのEIMEI-TOP卒業生に志望校選びという観点でアンケートに答えてもらいました。

 

ぜひ、高校選び・大学選びの参考にしてください。

志望校の決定時期

アンケートに答えてくれたのは、TOP生なので、中学時代は優秀な成績を取っている子たちばかりです。

その子たちでも、実際に志望校を決めたのは中3の夏休みである子が35%と最も多く、中3になる前に決めていた子は20%にも満たなかったです。

元TOP生たちの第一志望校(高校)の決定時期

 

ただ、これを見て中3まで何もしなくていいと思うのは浅はかですね。

 

TOP生ですから、きっと中1・2の時点である程度、候補の学校はあったうえで、実際に説明会や文化祭に行くのは中3になってからが多いので、具体的な高校のイメージをもってから決めているということだと思います。

 

 

 一方で、大学選びは様子が異なります。まだ決まってない人も多いですが、高1の時点で決まっているのが35%、高2の時点で決まっているのが17%、中学生の時点で決まっているのが8.7%もいます。

元TOP生たちの第一志望校(大学)の決定時期

 

TOP生たちは大学受験を見据えて高校選びをする子も一定数いますし、行く学校は進学校ですから、進路指導なども早期から行っています。

 

アンケートの結果から、

高校受験を終えると、すぐに大学を見据えていく必要があることがわかります。

 

目先の高校受験では、自分が高校に行って何をしたいかは考えると思います。

 

ですが、もっとその先。大学はどうしたいか、将来どんなことをしたいのかも考えるきっかけにできるといいでしょう。

 

 

高校選びで本当に見ないといけないところ

高校生たちには、中学生のときに高校選びの決め手になったものと、高校に通ってみて実際に見るべきところはどこだったと思うかを回答してもらいました。

 

そうすると、面白い統計になりました。

元TOP生たちの高校選びの決め手になった項目の割合

黄色になっている「実際の授業」「文化祭」「友達や先輩からの情報」は、重要度が上がっている項目で、青色の「雰囲気」「制服」「先生や親からのススメ」は重要度が下がっている項目です。

 

 

やはり、「雰囲気」というのは欠かせないものだと思います。肌で感じる自分に合う・合わない感覚、憧れたり、いいなぁと思ったりする感情はやはり大事です。基本的には、女子だと思いますが、制服も同じ理由で大事です。さらに、右も左もわからない高校選びですから、きっかけになるのは、先生や親からのアドバイスであることも多いでしょう。

 

しかし、このデータは「自分が通う学校。より具体的に学校の中身を見なさいよ」という、高校生からのメッセージだと思います。

 

高校生活の半分以上は授業ですから、公開授業があれば見に行きましょう。文化祭は学校の本性・性質がよくわかるイベントですので、行きましょう。

 

また、説明会やパンフレットでは、基本いい事しか書かれていません。高校側も生徒に来てほしいと思っていますので当たり前です。ですが、いい事しかない学校なんてありません、メリットとデメリットは表裏一体です。通っている知り合いや先輩がいれば、より学校のリアルを聞くのが絶対良いです。もし周りにいなければ、僕らを頼ってくれれば卒業生たちに話を聞くことが出来るので、相談してくださいね。

 

加えて、志望校は複合的な要素で決まります。雰囲気だけ、制服だけ、文化祭だけで決める人はいません。いろんな学校を見て、比較して、自分がやりたいことが出来る学校、本当に行きたいと思える学校を見つけましょう。

 

「受験期間で身につけた勉強習慣を落とさないで」

 アンケートの中で、高校生活で楽しいこと、苦労したことや頑張った方がいいことも答えてもらいました。回答はすべて載せるので、ぜひ読んでみてください。きっと、高校生って楽しそうだなって思えるでしょうし、逆にここには気を付けようと思えるきっかけになると思います。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!