【TOP TIMES 2024 NO.19】立教新座高校

立教大学の附属校は2校。しかし…。

高校紹介シリーズ。

今回は「立教新座高等学校」です。

 

 

関東圏の私立大学群、MARCHの“R”の立教大学の附属校です。駅伝や野球などスポーツが盛んな大学としても有名で、”立教”の名を聞いたことがない人はいないでしょう。

 

立教大学の附属校は

①立教新座高校(埼玉・新座市)

②立教池袋高校(東京・豊島区)の2校です。

2校とも歴史のある男子校である。

 

しかし、立教池袋の高校受験は、第一志望が前提条件である点、募集人数は極端に少ない点と受験方法が調査書と小論文のだけで合否が決まる点で、一芸に秀でていないと突破するのは難しく、あまり一般的ではない。

 

立教大学の附属校で高校受験の窓口があるのは事実上、立教新座高校だけだと思っていて差し支えないだろう。

 

そんな立教大学や立教新座高校の特徴についてまとめていきます。

 

 

立教新座高等学校の基本情報

アクセス 東武東上線 志木駅から徒歩15分。東武東上線 鶴瀬駅から 乗り換え不要で 30分ほど。
特徴キリスト教教育を根幹として、制服はあるが着用義務はない自由な校風。立教大学への進学率は80%ほどだが、進学希望者は99%が立教大学に進学。他大学を受ける際は立教大学の推薦はもらえない。
入試形態推薦入試 (募集定員:約20名)一般入試(募集定員:約60名)
日程願書提出1月6日→発表1月23日2月1日 →発表2月2日
試験科目1次試験:書類審査
2次試験:面接

※内申9 科 で一定以上の内申点かつ
勉強以外で功績を残していることが必要
英語・国語・数学(各 100 点)
注釈一般入試のボーダーは約5~6割。各科目、質の高い問題が用意され、他のMARCH附属の入試問題とは一線を画す。一般入試の募集定員は60名だが、昨年の受験者数は約1600名に対して、補欠込みの合格者数は800名ほどになっている(実際の入学者は200名程度)。

東上線沿線上にあり、これ以上ないアクセスの良さが大きな魅力。

広大な敷地内の中に、中学校・高校・大学のキャンパスが存在しているのが特徴的です。なお、スポーツ施設や図書館(蔵書数は日本でもトップクラス)、講堂、チャペルなど施設はすべて綺麗で、充実しています。

大学の附属校ということで、他の附属校同様、選択科目が多かったり、留学制度が充実していたり、受験勉強に縛られない自由な学問の探求が可能となっています。公立高校には見られない珍しい部活動も魅力の一つ。

キリスト教に基づく人格形成を理念に掲げており、聖書の解釈の時間やお祈りの時間があったりします。

また、立教大学自体に理系学部が理学部しかない影響などもあり、文系の生徒が多い様子です。

 

立教大学への進学希望があり、自由な学園生活に憧れる人におススメです。

入試形式ですが、一番の特徴として、一般入試の日程が他の附属校より早いことが挙げられます。

 

そのため、難関私立・国立を目指す子が練習を兼ねて受験するケースも少なくありません。神奈川や東京の遠方から2時間弱かけて受験しにくる子も。(合格者に対して実際の入学者が極端に少ない理由です)。

 

 

「早慶の前哨戦」とも言われて、難易度はMARCH附属校の中では最難関になります。入試問題も公立レベルを優に超えていますので、特別な対策が必要不可欠です。

 

つまり、立教新座を第一志望にする子は、MARCHレベルだと思って勉強するのではなく、早慶レベルで勉強する必要があるでしょう。

好きなことに寛容であること

今回参加した説明会で、鉄道研究会という部活があるという話の中で「文化部に入る子がクラスの半分ほどいて、好きなことに寛容な雰囲気が男子校の特徴です」と言っていたのが印象的でした。

 

これは、男子校出身の僕としては、激しく同意できます。どうしても異性の目があると、アニメや鉄道、アイドルなど好きなものを公にできないこともあるでしょう。

 

僕が中学生の頃は男子が吹奏楽部に入ることはありえない雰囲気がありましたし、運動部の方が文化部の方よりヒエラルキー的に上みたいな雰囲気もありました。

 

今は共学でもそんなことはないのかもしれませんが、、、、

男女別学は同じ趣味の人に出会いやすく、趣味が違ったとしても他の人の好きなものを見下したりせずに、尊重する文化があるのも確かだと思います。

 

そうやって、好きなもので繋がった同級生は、高校を卒業しても付き合っていく大切な友達になる可能性も高いような気がします!

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!