「友達は少ない方がいい」
「1年生になったら~、友達100人できるか~♪」誰しもが知る童謡です。
数年前、予備校講師でタレントの林修先生が、この曲に対してテレビで持論を展開して、話題になりました。
「夜に友達からLINEが来て、寝るタイミングを逃した体験はありませんか?友達を大切だといいながらも、時に友達関係が重かったり、面倒だと思ったりすることは誰にでもあるはずです。時代が変わってきてしまって、人とつながるのは簡単な時代になりました。だからこそ、多くの人とつながりすぎていることが負担になっています。つい最近僕が読んだ本にも“友達や知人は少ないにこしたことはないと思います”とはっきり書かれていました。」
『1年生になったら』の童謡が誕生した当時では、友達を100人作るのは難しかったでしょう。
ところが現在では、SNSを活用すれば難しいことではありません。
多くの人とつながりすぎていると、相手に対する気遣いの必要も増え、自分に負担がかかってきます。なので、SNSの使い方には注意が必要なわけです。
もちろん、友達がいるのは素敵なことです、友達は大切にするべきです。
でも、林先生の言う通り、友達が多いことは良いことだと、我々は刷り込まれていますから、その考えは見つめ直してもいいと思うのです。
「あなたは、一緒に過ごす時間が最も長い5人の友達の平均になる」-ジム・ローン
言葉通りの意味ですが、話し方、しぐさ、考え方、趣味、年収など、我々はあらゆる面で周りの人の影響を大きく受けています。
例をあげると
「ずっと他人の悪口やネガティブな発言をしている人たち」が周りにいると、自分もどんどんネガティブになっていき、「必死に勉強している人たち」が周りにいると、自分も必死になることができます。アメリカの大学の研究では、年収もそうなっていくことが証明されたそうです。
これは、定期テストで例えるとわかりやすいかもしれません。信頼できる・仲のいい友達を5人挙げてみてください。その5人の平均点が自分の今の点数と近くありませんか。もしくは、今は遠いとしても、友達5人の平均点に近づいていくものだと思います、いい意味でも悪い意味でも。
人間には、自分の居心地が良い空間(=コンフォートゾーン)があり、自分と同じような性質をもった人たちに引き寄せられます。
なので、「こんな風にはなりたくないなぁ…」「この人に、悪い影響を受けているな…」と感じるのであれば、そういう人とは適切に距離を置かないといけません。逆に「こんな風になりたい!」「この人となら頑張れる」という人が近くにいれば、きっとよりよい人生を送れるのではないでしょうか。
中学校は、勉強が得意な子、苦手な子、やる気ある子、やる気ない子、いろんなタイプがいると思います。学校ではいろんな子からいろんな影響を受けてしまうと思います。
しかし、EIMEI-TOPは、勉強にやる気がある子しかいない場所です。とてつもない結果を出している子が何人もいます。そういう環境に身を置くことがきっと大事なことなのだと思います。
本当の友達とは
受験期にもなれば、付き合う友達は選ぶべきというのが僕の持論です。
決して、勉強が苦手な子・勉強のやる気がない子と友達になるなと言っているわけではありません。
想像してみてください。テスト期間中に友達から遊びに誘われたとして、テスト期間だから勉強したいと、勇気を出してその誘いを断ったとします。そんな場面で「ノリ悪。もういいよ、お前とは遊ばない」なんて言われたら、ショックですよね。
でも、こんなことを言う友達が本当の友達と言えるでしょうか。
本当の友達なら「そうだよな!頑張れ!テスト終わったらまた遊ぼう!」と応援してくれるのが本当の友達ではないでしょうか。
その友達は勉強をしていませんが、ちゃんと自分のことを尊重しているかどうかで大きな差がありますね。
同じ目標をもって、勉強を一緒に頑張れたら、もちろんそれが一番良いですが、そうじゃなかったとしても、自分の頑張りたい事の足を引っ張るような人は友達とは言えません。
ましてや、「勉強しなくていいよね」みたいなやるべきことから逃げているのを正当化するように、足を引っ張り合うような関係もよくありませんね。
そういう意味の付き合う友達は選ぶべきということです。
自分がどうしたいかをしっかり伝えることができて、それを理解してくれる友達というのは、何より大事するべき存在だと思います。