【TOP TIMES 2025 NO.5】立教新座という壁

🌸中附2名・立教新座2名合格!

例年、1月中盤から私立高校の推薦入試が始まり、2月から私立高校の一般入試がスタートします。

 

2/7現在で、

EIMEI-TOPからは中央大学附属高校2名、立教新座2名の合格が出ました!

どちらの高校も、いわゆる“お約束”がない試験一発勝負の入試です。

大学受験の難化の影響もあり、高校受験で大学の附属校を志望する人も年々増えつつあります。

詳しくは、2/16のイベントでも話をしますが、

イベント詳細はコチラ

 

 

附属校を目指すのと公立を目指すのだと戦略が異なります。今回はイベントで話す附属校を目指すためのいろはを一部ご紹介。

 

附属校を目指すメリットやデメリット

附属校受験は他の公立受験やお約束ありの私立受験とはまず勝負する土俵が違うことを理解しなければなりません。

 

メリットは、当然、大学受験がないこと。それに付随して高校生活自分のやりたい事に専念できるといったものがあります。

 

しかし、大事なのはデメリットです。

 

附属校に進学すれば、ほぼほぼその系列の大学に進学することになりますが、その大学で自分のやりたいこと、学びたい事がちゃんとあるのかを考えなければなりません。

 

例えば、本当は将来、理系に進みたいのに、文系が強い大学の附属校に進むのは筋違いといった具合です。

 

もちろん、将来やりたいことがない子だって多いでしょうし、高校生なってやりたいことが変わる可能性だってあります。

 

しかし附属校に行くとなるとその方向転換も容易ではないです。

 

附属校受験は、大学受験の前倒しであること。

ある意味、進路を一気に狭める選択なのだと前提だということを抑えておきましょう。

 

二兎を追う者は一兎をも得ず

附属校志望の子は、何校も一般入試を受けて(推薦入試が受けられる学校は推薦入試も受ける)その中で受かった高校に行くのが一般的な考え方です。

 

その際、国数英に勉強時間を振っていくことになり、公立の子たちとはやる内容もかなり変わってきます。

 

従って、附属校が第一志望でダメだったら公立を目指すというのは、あまりお勧めしません。(逆に公立第一志望なら、私立の難関校に挑戦するのは戦略的にはありです。)

 

埼玉でお約束が貰える併願校の私立を夏ぐらいには決定しておき、9・10月の北辰テストでお約束をもらうのが理想的で、北辰テストも早々に卒業した方がよいでしょう。

 

北辰テストを卒業したら、すぐさま駿台模試という全国規模の模試に切り替えます。推薦入試が本命でも、一般入試を見据えて勉強させておかなければなりません。

 

立教新座という壁

表に表したのは近辺の早慶・MARCHの附属校の一般入試の日程一覧です。

学校名入試日
立教新座2/1
慶應志木2/6
早稲田本庄2/9
早稲田実業2/10
慶応義塾2/10
慶應女子2/10
中央大学附属2/10
中央大学杉並2/10
法政大高校2/10
早稲田高等学院2/11
明治大学八王子2/11
中央大学高校2/11
法政大学第二2/11
明治大学明治2/12
明治大中野2/12
青山学院2/12

 

男子校が多く、女子の選択肢が圧倒的に少ないです。

なので、学校によっては男子より女子の倍率の方高いということがよく起こっています。

 

こんなスケジュールを見て、受験する学校を絞っていくことになります。

 

ここで、注目するべきは立教新座(男子校)です。

 

日程が他の附属校より圧倒的に早いため、難関私立・国立を目指す子が練習を兼ねて受験するケースも少なくありません(したがって、合格者に対して実際の入学者が極端に少なくなってます)。

 

従って、立教新座は「早慶の前哨戦」とも言われて、難易度はMARCH附属校の中では最難関になります。

 

つまり、立教新座を第一志望にする子は、MARCHレベルだと思って勉強するのではなく、早慶レベルで勉強する必要がある学校なのです。

 

今回、受かった2人はそんな入試を突破した超優秀な子たちなんです。

 

合格実績は、ただの自慢にあらず。

こうやって合格した実績はチラシやホームページなどで公表していきます。

 

しかし、これはただの自慢ではありません。

 

必要な実力・内申点などが足りず、志半ばで、そういう難関校への挑戦を断念した子たちだっています。

実際に受けて不合格になった子だっています。

 

僕は、そういう子がいることを隠さずに伝えたいと思っています。

 

「目指していれば、、、頑張っていれば、、、必ず到達できる。」

 

わけではありません。

 

厳しいですが、現実はそんな甘くはないのです。難関校はどこも高倍率で、受かる子より落ちる子の方が圧倒的に多いです。壁はめちゃくちゃ高いのです。

 

合格の裏には、血のにじむような努力があること、さらにその裏には志望校に届かず涙を流す子がいることも決して忘れてはいけません。

 

悔し涙を流した子も、懸命に受験と戦った僕らの大切な生徒です。

なので、悲観的にならないでください。誇りに思っていますから。

 

これから受験を迎える子は、その希望と現実をちゃんと理解しておいてください。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!