「17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。」という本を読んでいます。

「wakatte.TV」という二人組のYouTuberの方が書いている本です。度々、炎上していますし、知っている人も多いかもしれません(笑)
本の中身はすごく刺激的で、特に中高生にはぶっささる本だと思います。
「勉強なんかやりたくないよ。」「将来、勉強なんか使わないし。」と、思っている人には特に読んで欲しいですね。
今日は、最初の一章で触れられていた「学歴」について、著書の引用もしながら、僕の意見をまとめていきたいと思います。
学歴は武器である。
「これからの時代は学歴よりスキルだ」「学歴なんて関係ない」と、誰しも聞いたことはあると思います。
YouTubeなどを中心に個人が発信できる時代になり、たしかに、学歴だけでは測れない才能が脚光を浴びることも増えました。
でも、それはほんの世界の一部なのです。
本の中でも紹介されていましたが、例えば、大谷翔平選手は高卒ですが、世界が認める才能があるから、当然、学歴は関係ありません。zozoの創業者の前澤勇作氏も高卒ですが、経営者としての才能があるから、学歴はなくても関係ありません。
でも、自分はどうですか。
スポーツをはじめ、その才能だけで稼げる何かをもっていますか?
自信をもって、うなずけるのなら、勉強よりそっちに力を入れていくのがいいのかもしれません。
でも、ほとんどの人がそうじゃないはずです、僕らは一様に平凡なんです。
(学校の中でモテるとか、スポーツも県大会程度は、凡人だと思ってくださいね。)
凡人が勝負できる唯一のフィールドが、「学歴の世界」
「17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。」1時間目より引用
この言葉を見て、本当にそうだなと思いました。
不平等な部分も確かにあります、、、しかし、努力次第でどうにもできて、他の何よりも最も平等にチャンスが与えられているのが、勉強なんだと思います。
僕も、容姿も平凡で、運動も普通、何か突出した特技もありません。凡人の中の凡人です。
でも、川越高校出身です。
東武東上線沿線では、その高校の名前を知らない人はいないぐらいの有名な学校です。
こんな平凡な僕でも、この肩書・学歴があるから、中学生に説得力をもって話せることが、たくさんあります。
就職でもそうですね、大企業の採用ページを見てみれば、学歴の欄は今でも当然のように存在します。書類選考を通過する段階で「どこの大学か」で振り分けられるのが現実としてあるわけです。
著書の中でも、”学歴は武器である”と表現されています。その武器を持っているからと言って、人として大事なことを大事にできない人は、武器の使い方を誤ってしまいます。しかし、正しく使えば、どんどん自分の器が広がり、どんどん新しいことにも挑戦できるでしょう。
その武器の使い方は重要です。
学歴が大事な理由は、学力ではない
では、学力が高い人を求めているから学歴が大事か、というとそうではありません。
学歴はあなたが「頑張れる人」であることを証明してくれる。企業や社会は、学力が高い人ではなく、勉強を続けられる人を求めている。
「17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。」1時間目より引用
社会に出れば、あなたに初めて会う人に自分をアピールしなきゃいけないタイミングが来ます。学歴は、あなたが「頑張れる人」であるという証明書のようなものです。学歴がない人が、いくら「自分も頑張れます!」と口で言ったところで、そこには決して埋まらない差があるのが現実です。
頭のいい人がいう「学歴はいらない」と頭の悪い人がいう「学歴はいらない」は重みが違う。
「17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。」1時間目より引用
痛烈な表現ですが、本当にそうなんだと思います。
「こんな勉強、将来役に立たない」と、よく小中学生は言います。確かに、勉強の内容そのものを仕事で使う人はごく少数だと思います。
でも、大事なのはそこではなく、、、
たいした才能も持たない平凡な自分をアピールする1つの手段として勉強を利用するべきなのです。
学歴は「可能性のドア」を増やすもの
学歴は、人生を保証するものでは決してありません。
けれども、学歴があることで“選べる道の数”は確実に増えるのだと思います。
「学歴社会は古い」──たしかに理想はそうかもしれません。
でも現実は、学歴を軽視して得られる自由より、学歴を持つことで得られる選択肢の方が圧倒的に多いことをぜひ知っておいてください。