【TOP TIMES 2026 NO.29】西武文理高校

未来を創る西武文理高校の挑戦

高校紹介シリーズ。

今回は、狭山市にある「西武文理高校(西武学園文理高等学校)」です!

HPより写真引用

 

先日開催された塾対象の学校説明会に参加してきました。

 

校長先生をはじめ、先生方の情熱溢れるお話を聞き、単なる受験勉強の枠に留まらない「未来型教育」への進化に圧倒されました。

 

校内に溢れる新しい挑戦と、最新の入試情報まで、熱量そのままにじっくりレポートしていきます!

 

西武文理高校 の基本情報

アクセス西武新宿線 狭山市駅、東武東上線 川越駅・鶴ヶ島駅、JR八高線 箱根ヶ崎駅など各方面からスクールバスが運行されています。
校訓・理念「誠実・信頼」。知識伝達型の教育から脱却し、体験・対話・探究を中心とした学びを通じて、AI時代を生き抜く人間力を育みます。
主な特徴・制服なしの私服の学校(式典など制服登校の日もあり)
・髪を染めるのもOKなど自由な校風の私立高校

土曜授業を廃止して導入された探究活動「ガチプロジェクト」、県内最大級の「イノベーションセンター」開設構想、生徒の個性を活かす多角的なコース・入試制度の展開

特徴①:ペトロ校長が語る「脱・偏差値」とAI時代の人間力

説明会の冒頭、マルケス・ペトロ校長先生から非常に深いお話がありました。

「さよなら偏差値」というニュースを引き合いに出しながら、少子化やAI時代において、従来の「一方通行の講義型授業」や「知識の暗記」は意味をなさなくなると指摘されています。

西武文理では、教員の授業トレーニングとして国際バカルーア(IB)のフレームワークを取り入れつつ、日本特有の「お互いを思いやり、調和を大切にする文化」や「誠実・信頼」という校訓を根本に置いた教育を行っています。

また、デジタル空間での人間関係や適切な情報の扱い方を学ぶ「デジタルシティズンシップ教育」にも力を入れており、AIやネットの情報を鵜呑みにせず、自分で思考・検証できる人間を育てようとされています。

ペトロ校長(HPより写真引用)

 

 

特徴②:県内最大級!「文理イノベーションベース(仮称)」の開設

今年度着任された副校長の小瀬先生(元スーパーサイエンスハイスクール立ち上げ担当)より、大規模な「イノベーションセンター」の構想が発表されました。 膨大な予算を投じ、本物のロボット研究室や実験施設を構えた先端施設がつくられます。

 

  • 生命科学(ライフサイエンス): 再生医療や身近な生物の研究を通じた生命科学教育。
  • AI・データサイエンス・ロボティクス: 次世代社会で不足する高度IT人材を育成するプログラム。
  • スポーツサイエンス: スポーツクラス向けに、バイオメカニクス(動作解析)や運動生理学といった科学的視点を導入。
  • アート・クリエイティブ: 写真やデザインに数学的要素(黄金比など)を掛け合わせた文理融合のアプローチ。

 

卒業後も大学での知見を持ち帰って循環させるような、持続的な探究のエコシステムを目指しています。

 

特徴③:生徒が本気で社会を動かす「ガチプロジェクト(ガチプロ)」

西武文理の最もユニークな取り組みが、土曜日を使って行われる「ガチプロジェクト」です。

以前の土曜授業を廃止し、このプロジェクトの日へと変更されました。成績評価や出席の縛りはなく、完全自由参加で生徒たちが「本気(ガチ)」で課題解決に挑みます。

 

生徒たちの手で実現させたプロジェクトの実例が凄まじいです!

 

  • 学内へのファミリーマート誘致: 5人の女子生徒が企業と直接交渉し、「教育への貢献・PR活動」という新たな提案を行って、実際に敷地内へのコンビニ開店を実現させました。
  • 狭山市と協働のハロウィンイベント: 生徒主体で予算管理、駐車場・安全対策、アトラクション企画を行い、地域の方々など約7,000人規模の参加を見込んでいます。
  • 大谷翔平選手へのメッセージ: 卒業生へのプレゼントとして、生徒たちが人脈を辿って大谷選手のお父様や高校時代の野球部員と繋がり、制作した動画メッセージを届けました。
  • 生徒が運営する「教員研修センター」: 生徒が学内子会社を立ち上げ、アナログな先生方向けにデジタルの活用法をレクチャーする研修センターを運営しています。

 

地上波のテレビにも幾度となく出演することもあり、メディアの露出も近年増えていますね。

テレビ東京HPより引用

 

高校入試における注意事項

近年、西武文理への注目度と受験希望者が高まっているため、全体の入試基準や制度に動きがあります。

 

《コースと選抜方法のポイント》

基準の上昇: 昨今の人気に伴い、各コースの偏差値基準が昨年度より1〜2ポイントほど引き上げられています。

 

特待生チャレンジ入試(新設): 1月27日に実施される特待生判定のための試験です(国・数・英の3教科)。※個別相談での合格可能性の相談対象外となります。

 

先端サイエンスクラス: 1回目入試は「国・数・英」、2回目入試は「理・数・英」で実施されます。選抜にあたっては偏差値だけでなく内申点も評価に含まれます。

 

リエイティブ・アート・スポーツクラス(新設): 従来の筆記試験ではなく、作文や集団面接・個人面接によって生徒の個性や適性を判定する入試が導入されました。クリエイティブ・アートクラスは内申点を中心に評価されます。

 

《個別相談の注意点》

欠席日数: 3年間の欠席は原則10日以内が目安となります。

 

基準の確認: 北辰テストなどの偏差値は平均値で相談可能ですが、異なるテストを受ける場合はそれぞれの回で基準を超えている必要があります。英検などの資格による加点措置も用意されています。

 

相談会の予約: 多くの参加が見込まれるため、個別相談会の予約は「通常枠」に加えて「抽選枠」も設定されます。

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この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!