【TOP TIMES 2025 NO.13】日本大学第二高等学校

日本大学の附属校は全国に26校

高校紹介シリーズ。

今回は「日本大学第二高校(通称:二高)」です。

 

日本一、学部数が多く、

日本一、生徒数も多い大学。

 

それは、「日東駒専」の”日” 日本大学です。

 

日本大学の附属校は、全国に26校もあります。日大系列だけで、全国に1万人の同級生がいます!

 

都内には、

  • 日本大学第一高等学校・中学校(墨田区)
  • 日本大学第二高等学校・中学校(杉並区)
  • 日本大学第三高等学校・中学校(町田市)
  • 日本大学鶴ヶ丘高等学校(杉並区)
  • 日本大学櫻丘高等学校(世田谷区)
  • 日本大学豊山高等学校・中学校(文京区)
  • 日本大学豊山女子高等学校・中学校(板橋区)
  • 目黒日本大学高等学校・中学校(目黒区)

の8校です。

 

★印の高校は、東武東上線からのアクセスも悪くないため、埼玉県に住んでいても志望校の候補には入れやすい高校です。(他の学校も通えなくはないですが、同じ日大系列なら★の学校を選ぶ人の方が多い。)

 

選択肢も多い日本大学の附属校ですが、入試のレベル・校風・生徒の雰囲気にはかなりの差があります。

 

塾向けに説明会を実施してくれて、今回は実際に足を運んで、聞いてきた情報をまとめていきます!

日本大学第二高校の校門

  

 

説明会を聞いてきました!

 

 

日本大学第二高等学校の基本情報

アクセスJR総武線 荻窪駅から徒歩15分。東武東上線 鶴瀬駅から約1時間。(乗り換え1回で通学可)
特徴2024年度から制服を刷新!23区内の中では、有数の広大な敷地を活かした設備・施設がすごい。共学校で、日本大学へは40%弱の進学率。さらに、他大学の指定校推薦枠も多数所持。推薦枠もったまま他大学受験は原則できない。
入試形態推薦入試(募集定員:男女合わせて105名)一般入試(募集定員:男女合わせて105名)
日程1月22日 →発表1月23日2月11日 →発表2月12日
試験科目作文(60分)・面接(生徒1人に対して先生2人)

出願資格:3年次の内申9科35以上かつ5教科20以上。
英語・国語・数学(各50分)
※英語はリスニングあり
注釈推薦入試は第1志望なことが前提、出願資格を満たせていれば基本は受かる(過去10年間で1回だけ落ちた年がある)。一般入試は倍率3倍弱、入試の難易度は決して低くないので、対策が不可欠。

日大系列の中で、スポーツ推薦や特進クラスなどを設けていないのは二高だけで、高校入学時には、中学生からの持ち上がりで来る子と高校から二高に来る子が、バラバラでクラス編成されます。全校生徒は中高合わせて2000人と規模が大きいという特徴をいかし、自己肯定感や社会人になるための基礎を養成するのを教育理念に据えています。

 

ちょうど今放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」の脚本を書いている中園ミホ氏やお笑いコンビ「オードリー」の2人(若林氏・春日氏)などが、二高の卒業生として有名です。

 

 

原則校内でスマホの使用は禁止など、私立らしい校則がしっかりありますが、生徒たちは都内の高校っぽく”キャピキャピ”した印象を受けました。

  

日大二高のシンボルになってるのが、樹齢100年近い「銀杏並木」です。都内有数の広大な敷地を活かした充実した設備が魅力の1つ。

 

修学旅行は、沖縄です!

 

MARCH系列の附属校は、文系の生徒の割合が多い特徴がありますが、日大系列の附属校は文系6割で理系が4割になり、二高は中でも理系選択の生徒が、全体の47%と日大系列の中でも多い特徴があります。

 

それは、高校2年生から文理選択があり、理工コースや医療コース(看護や薬学を目指す子向け)が選択できる点が関係しています!

 

 

卒業後の進路は、日大に行くのは全体の3割強と、日大の附属校の中で一番日大に行かない附属校らしいです。その代わりに、他大学への指定校推薦枠をたくさん持っており、その推薦枠などを利用して他大学に進学するのが全体の5割ほどになっています。

 

 

説明会でも、日大に進学すると決めつけない進路指導をしていると強調していました。附属校はその大学に進学するのが前提ですが、二高は、入学後に高校生活を送る中でやりたいことを見つけて、進路選択できるのはとても魅力的ですね。

 

 

 そんな二高の志願者数は、ここ数年横ばいです。日大系列の附属校は、内申点の基準をクリアしていれば、推薦入試を突破できます。そのため、一般入試を突破するよりかなりハードルは低いでしょう。

 

そして、大学受験で日大に受かるのは決して簡単なことではありません。よって、将来を見据えた時は、すごくお買い得だと個人的には思っています。

 

 

受験という情報戦

受験とは、学力の戦いであると同時に、情報の戦いでもあります。

 

入試の日程も学校ごとに違います。そのため、倍率を考え、その学校の入試問題と自分の相性を見極め、いつどこの学校を受けるかを決定します。

 

戦略次第では、今の自分の学力よりワンランク上の学校に合格することも可能ですし、逆に、必要な情報を知らなかったら学力足りてても不合格になることが起こりえます。

 

なので、受験生は、受験の情報には誰よりも敏感でいないといけません。アンテナを常に張って情報を仕入れる姿勢を持つようにしてください。

ここから、説明会や文化祭も始まっていきます!自分の興味のある学校の情報は自分からGETしましょう。

今までの高校紹介シリーズはここからご覧ください!

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!