今年度、埼玉県の公立入試が大きく変わるにあたり、春からたくさんの高校の説明会に参加してきました。
その中で感じた、「内申の本当の怖さ」をまとめておきたいと思います。
調査書から「君の活躍」が消える
今の中3が受ける2027年度入試から、埼玉の公立入試は大きく変わります。
その中で、一番インパクトが大きいと思っているのがこれです。
調査書から、部活動・生徒会・資格の記載がなくなる。

部活の部長や、県大会出場も、英検2級も。
これまで調査書に書かれていたものが、書かれなくなります。(※活動のことは、自分で書く「自己評価資料」に移ります、面接で活動をアピールする必要もあります)
じゃあ、調査書に何が残るのか。
9教科の、5段階の数字です。
高校が中学校から受け取る「君の3年間」は、ほぼ数字だけになる。
厳しい言い方をすれば、
内申点が、そのまま君の名刺になるということです。
しかも内申は、中1から積み上がっています。今から取り返せるのは、残された期間の部分だけです。
「北辰テストで決まる」はウソ
「埼玉の私立高校は北辰テストで決まる」
これは、よく聞く話ですし、間違いではありません。
でも、半分しか正しくない。
私立高校の推薦や併願の基準には、内申の基準がついている学校がたくさんあります。
さらに、「1・2がないこと」のような条件がつくこともあります。
つまり、
北辰の偏差値がどれだけ高くても、内申の「穴」1つで門前払いになることがある
ということです。
特に注意してほしいのが、実技教科。
5教科は得意だけど、体育や美術が3、、、なんて子は要注意です。

さらに、都内の大学附属校の推薦となると、内申基準はもっとシビアになります。
「附属校の推薦を狙いたい」と思った時には、もう内申が足りなかった。
そんな子を、僕は何人も見てきました。
逆に言えば、内申点が高いと、有名な附属高校の入試も突破できるぐらい強力な武器になります。
内申点を舐めている君へ
正直に言うと、僕も内申という制度に思うところはあります。
(以前のTOP-TIMESでも「良い子」は誰が決めるのか、という話を書きましたね。)
でも、それとこれとは話が別。
ルールに文句を言うのは、勝ってからにしよう。
受験は、決められたルールの中で戦うものです。ルールが気に入らないからと言って、手を抜いた人が得をすることは絶対にありません。
そして、内申は「ゴマすり」で上がるものではありません。
・提出物を、期限通りに、丁寧に出す
・授業に積極的に参加する(可能なら自分から手を挙げる)
・定期テストで、一つ一つの単元をちゃんと取りきる
当たり前のことを、当たり前に続けた人の数字が上がる。それだけです。
内申は、過去の自分が、未来の自分に書いてくれる推薦状なんです。
中3生も中間テストが終わったばかりのタイミングだと思いますが、、、
ここが最後の勝負所です。
多くの中学校では、中3の内申は2学期の成績で決まります。つまり、今度の期末テストが、ラストチャンスです。本当のラストです。
北辰・受験の勉強も大事。
でも、日々の学校の授業に手を抜かないでください。
期末テストもしっかり点数を取りに。
そして中1・中2の君へ。
君らの内申は、今まさに「確定」していっています。
中3になってから焦っても、過去の成績は変えられません。
今日の提出物、今日の授業、次の定期テスト。
その一つ一つが、君の名刺になります。
全力で内申点を取りに行きましょう(^^)
