【TOP TIMES 2024 NO.13】東大合格者への祝辞

東大合格者への祝辞

毎年、春に発表される「東大合格者への祝辞」。毎年、日本の最高峰の大学に受かった人たちに送られる先人からの言葉には重みがあり、とても学びがあります。

 

 

今年は、東大の医学部を卒業し、医師としてのキャリアを積み、今はJAXAの宇宙飛行士候補生として訓練をしている米田さんの言葉です。

 

ぜひ全文読んでみてください。そして、これを読んで僕の考えたことも同時にまとめていきます。

 

自分の内にある願望や興味に耳を傾け、少しでもやってみたいと思う芽を大切にしてください。

米田さんは、大学生活で新しい一歩を踏み出す時に、ヨットに乗れる機会は人生でそう多くないだろうと、ヨット部に入部を決めました。そこで経験したことが、宇宙飛行士の候補者試験の最終局面で活きることがあったのだそうです。そのような経験から、米田さんはこんなことを言っています。

 

 

「新しく共有される知識に至るには、まずは勇気を持って独自の一歩を踏み出し、またそれを続けることが必要です。そして、あなた自身のストーリーが作られ、独自の強みや魅力ともなるのです。自分の内にある願望や興味に耳を傾け、少しでもやってみたいと思う芽を大切にしてください。」

 

未来のことは誰にもわかりません。今やっていることがどんな形で将来に影響を及ぼすのかというのも誰にもわかりません。

 

米田さんのように興味本位でやった経験が大事な局面で生かされたり、たまたま話した人がかけがえのない友達になったり、新しくやってみたことが自分の人生を変えるような出来事を起こしたり…。

 

だからこそ、米田さんは自分の内なる願望や興味を大事にしてほしいと強調しているのだと思います。

 

でも、興味があることや、やってみたいなって思うことでも、そこに飛び込むのは想像以上に勇気がいることです。なぜなら、それで失敗したり、恥ずかしい思いをしたりすることを人間は恐れてしまうからです。そこで、米田さんはこう付けくわえます。

 

「未体験や未開拓の地に足を踏み入れた経験が次の新しい一歩を踏み出す原動力となるはずです。」

 

勇気を出して一歩踏みだした経験が、また次の挑戦を後押ししてくれるものです。

 

新学年になり、新しいことを始めるのには、とてもいいタイミングです。隣の席のまだ話したことのない子に話しかけてみる、休みの日に行ってみたいと思った場所に行ってみる、やったことないことをやってみる、勉強なら新しい目標を立てて取り組んでみる。そんな4月のスタートをきれたら、素晴らしいですね。

 

実世界における経験の中で、その瞬間の感情や感覚を大切にしてほしいと思います。

 みんなも知っている通り、Chat-GDPをはじめとしてAIの進化が目覚ましいです。ただ暗記できること、ただ計算が早いことには実社会ではたいした意味は持ちません(受験においては大事ですが)。 

 

 

そこで、今後人間に求められることは何だと思いますか?

 

米田さんはこう答えています。

 

独自の感性を研ぎ澄まし、人との交流の中で幅広い経験を積むことの価値がさらに高まる。そこでは、人間の経験が必ずやベースとなるはずです。だからこそ、実世界における経験の中で、その瞬間の感情や感覚を大切にしてほしいと思います。そして、人間としての経験をもとに他者と対話し、共感することも欠かせないでしょう。

 

これには僕も完全に同意です。

小・中学生は特に、スマホの中での関りにとどまってはいけません。他人のSNSを見て、一喜一憂する必要もありません。

 

リアルな人と人との関りをぜひ大事にしていってください。そのリアルで感じた感情や感覚こそが、AIには取って代われない貴重なものだからです。

令和6年度 東京大学入学式 祝辞の全文はこちらから読めます!⇩ 

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!