中間テストが終わった子もいれば、まだこれからの人もいますね。
定期テスト期間でも、SSは毎週変わらずやってきます。
これにはちゃんと理由があります。
中3の2学期になると毎月の北辰テストに加えて、中間テストと期末テストがあります。北辰テストも定期テストも埼玉の高校受験には大きな影響を及ぼしますので、どっちも結果を出さねばなりません。でも、いきなり受験勉強と定期テスト勉強を両立させるのはなかなか大変なことです。
TOP生には早めに両立できる器を身に着けてもらいたく、早めの段階からの訓練だと思ってください。
これは余談ですが、○○○アカデミーも、スクール○○も、いわゆるバリバリの上位校を輩出している進学塾は定期テスト対策なんてしていません。
「そんなの自分でやりなさい」が基本スタンスです。
EIMEIグループ自体は、定期テスト対策にも力をいれてサポートしてますが、
EIMEI-TOPは上位を目指したい子や目指せる子が、高校受験を見越して、さらに上を目指せるようにする組織ですので、お見知りおきを。
では、ここでSSと定期テストの両立でいっぱいいっぱいな人へアドバイスをしておきます。
学校の授業はその日のうちに理解することを心がけてください。テスト前になったら理解できるように勉強しようと後回しにするのではなく、今この瞬間で理解するように努めるのです。それに合わせて学校のワークなどの提出物もコツコツ日頃から進めておくのがいいでしょう。
ちゃんと両立出来ている人は意識か、無意識かはわかりませんが、この意識と行動が出来てる人です。ぜひ試してみてください。
わからないことに耐えられない君へ
さて。
最近、すぐに答えを求めて、じっくり考えられない人が、増えているように感じます。あるいは、自分で実際に調べてみるという泥臭いことを嫌う人が増えているのか。
これは、君たちに限ったことではなく、我々大人たちもです。
できる子、伸びる子たちは、粘りたがります。これが成績の良し悪しや伸びるか否かの違いになっていると思っています。
もちろん、無限に時間があるわけではないのですから、時間を区切るということは必要になってきます。
でも、じっくり考えよーってタイミングで、
思考を放棄して答えを待っていたり
「どうやってやるんですか?」とすぐ聞いてきたり
解説があるのによく読みもしないで「どういう意味ですか?」
と聞いて来る子がたくさんいます。
それじゃあ、いつまで経っても伸びません。
“わからない”をもっと欲しましょう。
さらに、勉強において、“わかった気になる”というのもすごく危険です。
「ここは暗記しちゃおう」とか、「とりあえず、○○が来たら▼▼なんだよね」みたいな本質的でない理解は君たちには無意味だと思ってほしいです。
時間をかけずに何でもかんでも暗記しちゃったり、とりあえずの答えを求めるのはよくありません。
「なぜ?」 「どうして、そうなるの?」と、何度も自分に問いかけてください。
本質的に一つひとつの問題に向き合あってください。
当然、時間はかかります。しかし、大事なことです。
万有引力を発見したアイザック・ニュートンは【成功は考えることをやめないこと】という名言を残しました。
他の人が、りんごが落ちることに疑問を持たない中、ニュートンだけがそこに疑問をもち、考えつつけた結果、人類史に残る発見を残しました。
何かを自分のものとしたいならば、わからないということにもっともっと向き合っていくことが大切なんじゃないでしょうか。
キツくて逃げ出したくなったことがある君へ
勉強していくと、「難しい」 「意味分からん」 「量が多くて大変だな」など、いくつもの壁にぶつかることがあります。
そういう時に、「キツイなやめよう」と考えるか、「キツイからこそ意味があるんだよね」と考えるかで、大きな差があります。
だいたいの人は、厳しいからやめようと考えます。しかも、厄介なことに、人は周りに影響される生き物です。だから、一人が「やめとこ」となると、それに引っ張られて周りも「じゃあ、自分もやめとくか」みたいに流されます。
逆もあり、誰か一人が「いや、やろうよ」といって動いていくと、みんなで頑張る雰囲気が出来ていきます。しかし、不思議なもので、「やめとこ」という流れは一瞬で伝播するのに、「いや、やろう」という流れはなかなか伝播しないものなのです。
だから、
やらない・できない人が多くなり、
確固たる意志で厳しくても突き進んでいく人が、はるか高みに到達していきます。
EIMEI-TOPでも、「きついからやめときます」という理由でTOPを去った子がいます。
きついから、やるんじゃないの?と僕は思うのだけれども・・・。
受験の時、「こんなに勉強しなきゃよかった」と思う人はいません。
一方で、「もっとやっとけば…」と思う人は、ごまんといます。
君は、どっちがいいですか??
きついところに、自分が伸びていく要素が存在するし、そのきつさだって、結局は量をこなしていくと慣れます。
ある程度慣れた上で、「いや、これは不要だ」と判断するなら、それはやらなくてもいいかもしれませんね。
受験において、折れずに戦い抜いた子が、遥か遠くの志望校に、最終的に合格していく先輩たちを見てきました。
厳しいところにあえて向かう。そういう姿勢を、人は才能と呼ぶのかもしれません。
“何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、情熱をもって継続することは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
羽生善治 (将棋棋士、十九世名人)
”継続“だけ”が力なり