【TOP TIMES 2024 NO.21】中央大学附属高校

中央大学の附属校は4校。

高校紹介シリーズ。

今回は「中央大学附属高校(通称:中附)」です。

 

文系に強い大学として名高い「MARCH」の”C” 中央大学です。

 

中央大の附属校は

①中央大高校(文京区)

②中央大杉並高校(杉並区)

③中央大附属高校(小金井市)

④中央大附属横浜(横浜市)

の4校です。

 

①~③の高校は、東武東上線からのアクセスも悪くなく、埼玉県に住んでいても志望校の候補には入れやすい高校です。

しかし、中央大の附属校は、入試のレベル・校風・生徒の雰囲気はかなり差があります。

 

中附は毎年、塾向けに説明会を実施してくれて、今回は実際に足を運んで聞いてきた情報をまとめていきます。

健吾先生とよこちんで説明会に行ってきました! 

 

 

中央大附属高等学校の基本情報

アクセスJR中央線 武蔵小金井駅から徒歩18分。東武東上線 鶴瀬駅から約1時間。
特徴自由な校風。制服なしの共学校。中央大学へは95%の進学枠があり、推薦枠をもったまま他大学受験も可能(条件あり)。
入試形態推薦入試(募集定員:男女合わせて80名)一般入試(募集定員:男女合わせて120名)
日程1月22日 →発表1月23日2月10日 →発表2月11日
試験科目小論文(60分)・英語・数学(各30分)
出願資格:内申基準なし。
(9科42が合格者平均)
9科内申×4+60点×2教科の300点満点
英語・国語・数学(各60分)
面接なし
注釈自己推薦入試が不合格でも、一般入試を受験可。それによる、優遇等はなし。推薦入試は筆記試験で9割、一般入試は8割がボーダーになる。男子より女子の方が若干ボーダー高い。標準的な問題を取りこぼさないことが肝心。中杉と入試日程が同じ。

中附の特徴は、とにかくその自由さでしょう。制服もなく、校則はほとんどありません。そのため、体育祭シーズンには赤団なら赤色、青団なら青色のように、クラスの色に男女ともに髪を染め上げます。

 

青学とはまた雰囲気の違う自由さがあるので、とにかく学校生活が楽しそうという印象です。

 

中央大は文系に強い大学なので、実際生徒の割合も文系8割で理系が2割だそうです。

 

しかし、中附はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されており、中央大学は2027年度に文理横断型の学部が2つ新設されるのもあり、説明会では理系にも強い生徒や文理融合の視点に立てる生徒を育てようという中央大学の意志が垣間見えました。

 

また、中附には修学旅行がありません。

その代わりに「教養総合Ⅱ研究旅行」というのがあり、自分の研究したいテーマに沿ってチームを作り、小集団での旅行があるそうです。

国内外から好きなところを選べる!みんなはどこに行きたい!?(笑)

 

 

そういう取り組みの甲斐あってか、他大学受験の実績も上がってきており、特に総合型選抜に強い生徒が増えています。

 

 

 そんな中附の志望者数は近年、増加傾向です。特に2年前が過去最高の志望者数で、今年は落ち着きをみせたものの、倍率も3倍強の超人気校。したがって、推薦入試では内申が高いのは当然(合格者平均42)で、そこからいかに筆記試験で点数を取るかの勝負になります。しっかりとした対策・準備必要不可欠です。

 

 

自由は勝ち取るもの

 実際に校舎を見てみると、高校生の生徒たちは、まるで大学生のような雰囲気だと感じました。

 

校則やルールが厳しい方がいいという人は少ないでしょうから、キラキラした高校生活に憧れる生徒もきっと多いことでしょう。

 

一般的に、公立も私立も偏差値が高くなればなるほど“自由”な学校が多いです。

 

では、なぜ自由なのかといえば、それだけ必死に勉強してきた人は、ルールなんてなくても、正しい行動がとれるだろうという世間一般的にも信用を得られているからです。

 

さらに、偏差値の高い学校ほど、誰かに言われるんじゃなくて自分で考えて行動しなさいという《自立》を求められます。

 

 

 

つまり、勉強していくことで、自由を手に入れ、自由でい続けるために高校に入っても努力し続けることが重要だと思います。

この記事を書いた人

横山眞己(よこちん)

EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!