【TOP TIMES 2023 NO.13】川高 裏話

格付けされる川高生

 東部東上線沿いNo.1県立高校である川越高校。

 

今年、大学入試の共通テストの平均は浦和高校に次ぐ2位だったらしい(文系男子の平均)。

そんな川越高校は、横山の出身校なので、いろんな魅力を君らに伝えられる。

 

中でも、僕が入って一番衝撃を受けたシステムを今回のTOP Timesで取り上げたい。

 

それは、《川高ダイヤモンド》である。

これは、定期テストや模試の結果が出るたびに、学年順位に応じてその生徒が格付けされるシステムである。

 

上位1割に入ればAランカー、中間4割はCランカー、下位1割はEランカーといった具合だ。僕の在学当時は、Aランクにいれば、東大・京大を目指せると言われていており、Aランクだというだけで同級生からは一目置かれる存在になれたものだった。 

 

逆に、D・Eランクにいたら、友人からも勉強できない人扱いされ、教師からの視線も厳しくなるし、実際、大学進学も厳しい。面白いシステムだ。

 

働きアリの法則(パレートの法則)

 一見理不尽に見えるこの《川高ダイヤモンド》は非常に理にかなっている。働きアリの法則というのを知っている人はいるだろうか。

 

アリという組織を観察していると、よく働く2割、普通に働く6割、サボる2割に分かれるそうだ。

 

これは人間社会にも良くあてはまる。例えば、部活や体育祭でのクラスを思い返してみて欲しい。

 

リーダーシップをとってきびきび動く人もいれば、それについていく人がいて、中にはサボっていた人もいるだろう。

 

勉強に限らず、すべてにあてはまる法則だと言えるので、こういう情報をもって人間観察してみると面白いかもしれない。

 

さらに興味深いのが、よく働く2割だけを取り出しても、またその中でサボるアリも出てくるということだ。

 

川高の話に戻ると、川高に受かる人たち、中学生時代は学年トップ10も当たり前、偏差値も高くみんな優秀な人たち。

だが、高校に入って落ちぶれていく人もいるという事実がある。

 

みんなは、学校、部活、塾、いろんな組織に同時に属している。そこでの役割はそれぞれだろうが、自分はどの位置にいるかを分析してみることが重要だ。

 

そして、勉強においては、君らがどんな高校に入るにせよ、せっかく入った高校で落ちぶれるようなことになってほしくない。

上位1~2割でいるために必要なたった1つのこと

最後に、上位1~2割でいるために必要なことを伝えておきたい。

 

君らは毎日歯磨きすると思う、ある日の1回の歯磨きで「虫歯を退治できた」と感じるだろうか、、

 

多分感じないだろう。しかし、毎日歯磨きしなければ、虫歯になる、口も臭くなる。1回の歯磨きの効果はそこまで大きくなくいように、それを習慣的に、毎日やってこそ効果が出るものが世の中にはたくさんある。

 

こういう一見地味な《薄皮一枚》の効果は、誰しもが大事なことだってわかっているはず。

 

しかし、勉強でも、スポーツでも、《薄皮一枚の積み重ね》をやらない人がめちゃくちゃ多い。

 

頭では分かっているはずなのに、なぜやれないか。

 

それは、、

「本当にそれが効果あるのか今日、今、実感できない」からである。

 

でも、ちゃんと自分の頭で考えて、楽な方向に流されずに、習慣にできるかが、上位1~2割でいるために必要なたった一つのことなのです。

 

 

 

勉強であれば、大して労力はかからないけどやった方がいいことを君らは知っていると思います。

 

英語や国語の音読、基礎計算の練習、理社の1問1答、勉強時間の記録など1つをこなすのに10分もかからない。

 

けど、それをやれる人は君らが思っている以上に少ない。

 

 

 

上位1~2割でいるため必要なことは、こういう《薄皮1枚の積み重ね》をしっかりできることなのです。

 

川高でも、AランクやBランクいる人は1年生のうちから、ちゃんと毎日勉強する人でした。

 

 

 

難しいことですか??

いいえ、誰でもできることです。

誰でもできることをほとんどの人がやりません。

 

だからこそ、上位にいくことは誰にでもできることであり、上位1~2割にいくことなんて、難しいことではないのです。

 

この夏は、【習慣化】に挑戦してみてください。

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